loading...

PUBLIC-IMAGE.ORG

Creators Dictionary for Realtime Culture

  • PUBLIC-IMAGE.STORE
  • PUBLIC-IMAGE.3D

galaxxxy | ZEN-LA-ROCK × A&W DESIGN × galaxxxy | 『XXX HOURS』vol. 3

きしひろみ、loco2kit、文字8フレッシュ!らが手がける話題のファッションブランドgalaxxxyと、 その周辺のアーティスト達が送る新連載「XXX HOURS」。音楽、アニメ、コミック、インターネットなど多彩なカルチャーをザッピングして、ファッションに仕立てる彼らの現在進行形の企みや、新たな コラボレーション、意外な交友関係や、日常のクリエイティブソースなどを紹介していきます。

第3回目は、galaxxxy2010年秋冬カタログの撮影現場から、モデルとして参戦したラッパーのZEN-LA-ROCKとカタログのアートディレクターA&W DESIGNさんをお迎えして、今季のテーマや撮影裏話などをお届けします。

Text:小宮川りょう(REALGOLD$)

galaxxxy

loco2kit(以下Loco2):今日はgalaxxxyの2010A/Wカタログ撮影現場からお届けします。前回からA&W DESIGN のWさんに撮影とカタログのアートディレクションをお願いしています。きしと2人で考えてくれてるんですよね。

A&W DESIGN(以下W):はい。今日はよろしくお願いします。

きしひろみ(以下きし):今回はモデルとして渡辺かおるちゃんとgalaxxxyスタッフのENOちゃん、そして目玉のメンズモデルとしてZEN-LA-ROCKさんをお迎えしました。

ZEN-LA-ROCK(以下ZEN):どうも!

一同:パチパチ(拍手)。

Loco2:まずは今季のコンセプトなんですが。

きし:ラムネとか「ねるねるねるね」とか、ああいう化学菓子のイメージをお洋服に落とし込むっていうコンセプトです。パリ・トラノイでやらせていただいた時からあったイメージなんですけど、ビジュアル化するときに誰にお願いしたらかっこ良く伝わるかなと思っていたらZEN-LAさんが浮かびました。以前、VICE MAGAZINEさんのパーティでお見かけしたことがあって、フロアに服とか全体的な雰囲気が素敵だなぁと思う人がいたので、Loco2に「あの男の人誰?」って聞いたんです。雑誌とかでお名前は拝見してて知ってたんですけど、初めてお顔とお名前が一致しました。それでぜひお願いしたいとさんざん駄々をこねて…。

ZEN:いやいや、ありがたき幸せですよ(笑)。

Loco2: ZEN-LAくんは本業がラッパーでアーティストなわけだけど、galaxxxyのモデルをオファーされてどうだった?「はぁ?」みたいな?

ZEN:いやいや、そんなの全然なくて、面白そうだなぁと思ってOKしたよ。袖を通したことのないブランドだったから、当日事務所に行くまでどんな服なのか分からなくてドキドキしたけどね(笑)。Loco2くんがDJしてるのは見てたし、間接的には知ってたけど、絡んだことはなかったからどんなのだろうと思ってたけど、やってみたら楽しかったです!
galaxxxy

Loco2:俺が最初にZEN-LAくんのステージを見たのは8〜9年前。みるくでDJブースステージの中央にターンテーブル置いて、「俺は最高のエレクトロ持ってきたけど、お前ら聴く資格はあるのか?」って煽りまくって、レコードかけて3秒くらいで止めて、「その盛り上がりじゃ聴く資格はない!」とか言って、また盛り上げるみたいな超面白いDJだった。

ZEN:若さですね(笑)。当時マイティクラウンが「ワールドクラッシュ」で優勝してたからね。俺らの大先輩のタクシーハイファイとかのサウンドをゴミみたいに言うわけですよ。「おっさん早く死ねよ!」とか。それ聞いてすげーなと思って。プロレスっていうかエンターテインメントの意識がハンパないよね。もともとマイクで馬鹿みたいに盛り上げるビズ・マーキーとかキッド・カプリとかが好きで、ダンスホールの人たちのノリがそれに近かったんだよね。

Loco2:それ意識してたんだ。

ZEN:意識ってほどじゃないけど、しゃべりがヤバいなぁと思ってさ、それをヒップホップぽく落としこみたかったんだよね。普通にDJやっててもスクラッチがうまいとかそういうわけじゃないし、人と違うことをやんないと面白くないのかなと。かける曲にうんちくとかもあったから、しゃべりながらDJしてたんだよね。

きし:ZEN-LAさんの“人と違うことをやって楽しく”っていうのはgalaxxxyも意識しているところだから、わかります。今も同じスタイル?

ZEN:今はもう少し上のレイヤーで、ひとつのことを精度を高めてっところに意識がいってる感じですね。でも「三つ子の魂100まで」かな。

きし:ZEN-LAさんのキラキラしている感じとかポジティブな感じがいいなぁって思います。galaxxxyもポジティブなイメージでやってきてるから、ばっちりだと思った。ZEN-LAさんは(メンズラインを)こんな人に着ていただけたらうれしいなぁっていう代表なんですよね。

galaxxxy

ZEN:キラキラとかポジティヴとか、自分じゃ意識はしていないですね。まぁネガティヴよりはポジティヴかなと思うけど。

Loco2:景気いい感じですよね。「いぇーーーい!」みたいな。札束とか似合うよね。

きし:ほかの人が札束持つとギャングスタっぽくなり過ぎちゃったりするけど、ZEN-LAさんが持つとポップですごくいいんだよね。昔の明るい感じのヒップホップレコードジャケットで好きなデザインのものも多いんですけど、今回そのイメージもテーマに含まれていたので私の中ではZEN-LAさんにモデルをお願いするストーリーが出来ていたんです。モデルをお願いしてOKもらえるか全然分からなかったけど、聞くのはタダだし。

W:その“聞くのはタダ精神”すごいなぁ……見習いたい(笑)。

ZEN:それは相当ヒップホップだな(笑)。

Loco2:写真の上がりもカッコ良いね。実在しない人物みたいになってる(笑)。

W:マッドサイエンティストみたいなキャラ付けで行こうって決めてたんですよ。でも途中から存在感ヤバいから、もういいや……みたいになっちゃった(笑)。

ZEN:撮影自体もサクサク進んだし、すごく良かった。

W:悩んで一発目、足のマネキンと絡んでもらったよ。ヒップホップのエロい感じが出て良かった。

きし:なんか「ジャンプ」っぽいんだよね。最初Wさんとイメージを話してるときに、「ONE PIECE」の写メを送って、「こういう感じでお願い」って言ってたんだよね。「ONE PIECE」に出てきそうだよね、メッチャ強い人で。

galaxxxy

Loco2:上がってみてどうすか? アメリカのMAGICって展示会でブースを出すんだけど、外国の人が見てもわかる日本のファニーイズムがあるし、日本人が好きなアメコミの感じあるじゃん。

きし:日本ぽすぎるのも需要あるんだろうけど、やっぱりアメリカのガムっぽいカラフルさがあって初めて日本ぽいねって言われるような気がしてるの。だからZENさんのキャラが生きてる。

ZEN:国内の人が見るのとはまたちょっと違うのかもね。おれもどさくさに紛れてベガス行こうかな(笑)。

きし:ぜひ!

W:他のモデルに関してはどう? 渡辺かおるちゃんも人気のあるモデルで実績があるよね。あとはENOちゃん、実はすごい好きです。

Loco2:ENOちゃんってうちのスタッフなんだけど、笑うとガチャーンって感じで、会うとシーサーみたいなんだけど、写真撮るとすごく映えるフォトジェニックな人なんだよね。

きし:沖縄の子で、「galaxxxyで働くために上京します!」って言って2年前から時々お手紙くれてて、本当にお金貯めて上京して、今働いてもらっているんです。

Loco2:galaxxxy立ち上げ当初、通販の業務でやり取りする機会があったんだけど、絵文字入りで「お仕事頑張ってください」ってケータイメールもらって癒されましたね。

ZEN:熱烈なファンなんだね。

W:ブログとかでは、睨み効かせてカッコ良い感じで写真撮ってるけど、俺は不満なんだよね。もっとひょうきんでパワフルな彼女の魅力出してほしい。撮影の時は、もっと色んなポーズやってたよね。ボーリングやったり、野球の素振りしたり。

きし:それを真面目にやってくれるのがすごくいい。

galaxxxy

Loco2:ところでWは今回、手応えを感じてる? カタログの撮影も今まではスタジオで撮ったり、ロケに行ったりだったけど、今回は初の合成なんだよね。

W:そうなんです。後ろに「ねるねるねるね」を山のように積んで撮りたいっていうから、今回は合成で作ることにしました。普通に撮ったら100個以上あっても足んないよね。

きし:でも最初の打ち合わせで、私が合成は絶対やだって言ってたんだよね。子どもの時にやった化学菓子のワクワク感とか実験感、そういうコンセプトをそのまま出したかったんです。

Loco2:まぁ、言ったら生クリームとかでもいいじゃん。なのにきしさんは絶対に「ねるねるねるね」じゃなくちゃダメって。でも「ねるねるねるね」、一個混ぜてこれ何個用意したらいいんだよって事になって、 結局、合成のカチカチ感もイメージに合ってたし合成でいこうってなりました。

galaxxxy

W:自分はなんとなく岸さんと感性が似ているところがあって、「ねるねるねるね」じゃないと意味ないじゃんって言ったときに「そりゃ、そうだよね」って思った。きしさんと上辺の趣味は対極にあるんだけど、深い音楽の趣味とか感性とかがすごく似てて会話が合うんだよね、同い年だし。デザインに関しては自由にやらせてもらってるんだけど、それ以前のコンセプトがはっきりしてるからやりやすいんだよね。さっきの「ジャンプっぽい感じ」とかでもすっごいわかるし。

Loco2:あとは、とにかく色んな実験したよね。食べ物が噴火するやつとか、カエルの卵みたいなのが6個ぐらいできたり…。気持悪っ!

W:ドライアイスとかゼリーとかも使ったね。

Loco2:フィギュアとか置きながらW、ナーバスになってたよね。セットのライトの角度を調整したりしつつ、「あとで合成するの大変なんだよ!」とか言ってすげえブルーになってた(笑)。「ねるねるねるね」と人間を合成して、「あとはレタッチできる?」とか言って、急にムチャぶりさせちゃったりとかね。映画とかと一緒で繋がりが大事なのに、アイス撮って「あとで人間はめといて!よろしく~」だもんね(笑)。

きし:ごめんね(笑)。

W:現実にはないものだし、上がりが見えてるのはきしさんだけだったから、きつかった(笑)。

galaxxxy
galaxxxy

Loco2:まぁとにかく、今回のカタログでは今までにない組み合わせで良いものができたよね。

きし:これはぜひ今後も続投させてもらえたらいいなと思う。今回はモデルとして参加して頂いたけど、今度は音楽の方でもぜひ。galaxxyは音楽イベントもやってて、お店の中でUST中継やったりしているので。

ZEN:マッシュ・アップ・アルバム『MASH-LA-ROCK』出したばかりです。あとは今年、新しいことをやりたくて「NEMES」っていうキャップのブランドを始めたんです。 ツタンカーメンがかぶってた頭巾の名前なんだけど、2010年の現代社会でも位の高い人しか被れないっていう意味をこめてます。こんなキャップがあったらいいなぁってところから始めてみました。galaxxxyの服とも合うかもよ。

galaxxxy

Loco2:おっ! いいね。galaxxxyでも取扱いお願いしますか!

きし:はい!ぜひとも!

Creator Profile

ZEN-LA-ROCKZEN-LA-ROCK

ZEN-LA-ROCK

galaxxxy

RELATED