
CQ | ZEKE CLOUGH |「IMAGINATIVE POINT」Vol.5
さまざまなアーティストTシャツなどを扱うオンラインショップ「CQ(http://seekyou.jp/)」と、PUBLIC-IMAGE.ORG による連動企画「IMAGINATIVE POINT」。毎回「CQ」にゆかりのあるクリエイター達の創造の源泉に迫るインタビューをお届けしていきます。
今回インタビューを行ったのは、惜しまれながらも解散したレーベル、Skull Discoでアートワークを担当しながら活動を広げ、グラフィックデザインのみならずコミックなどの領域でもその過剰な想像力を発揮し続けてきたZEKE CLOUGH。
今回が初来日となり、ファッションブランドPUBLIC IMAGE との展覧会を控えている彼に話を聞きました。
Text : 藤田夏海 & Shoe
どのようにしてアーティスト活動を始めたのですか?
僕は三歳の時に絵を描き始めたんだ。子どもの頃はコンピューター用の紙とフェルトペンを手にとって何時間も絵を描いて過ごしていた。ただそうすることが自然だと感じたんだ。大人になるにつれて僕はますます絵を描くことを楽しむようになった。それと、子どもの頃に父親の物置に擦り切れたステッカーがあるのを見たことがあったんだ。後にそれらが Basil Wolverton (アメリカの伝説のイラストレーター)のデザインのものだったとわかった。そういう物事に僕は大きな影響を受けてきたと思うんだ。
普段は作品のインスピレーションはどのように得ているのでしょうか?
活発な想像力を持つことや、自分や自分が愛する人々の体が抗いようもなく朽ちていくということからインスピレーションを得るね。それと自然の世界や、海中のイメージ、ストレンジな寄生虫だとか、面白い風景もインスピレーションになる。僕が普段作品のテーマを考えるときは、人を怖がらせる観念的なイメージや夢を探索するんだ。最近、人間が動物の側に住むことが、動物に与える影響について調べ始めた。それに、幸福感や、個人生活で起こったエクストリームな体験からもインスピレーションをもらうよ。

Skull Disco に加ったきっかけは?レーベルのメンバーとして活動するのはどうでしたか?
共同設立者の Sam Shackleton がレーベルのためのアートワークをつくってくれと依頼してきたことがきっかけだよ。僕らがティーンエージャーだった頃に、彼がプロデュースしていたファンジン用に作品を提供したことがあって、彼はその仕上がりを気に入ってくれていたんだ。レコードジャケットのアイデアの多くは Shackleton が思いついて、それらを僕が自分なりに解釈できたから、レーベルの一部として活動するのは面白かったよ。
製作のプロセスを教えて下さい。
作品をつくる前の大まかなスケッチや、あとで参照するためのアイデアを描いたりと、僕はスケッチブックでたくさんの作業をする。それから鉛筆でスケッチを描き、それに製図用のフィルムを被せ、網目状の模様で陰影をつける技法を用いたり、作品に明るい部分をるくるためにインクの部分を擦り落として、そのスケッチをなぞるんだ。あとグラファイトや、鉛筆クレヨンや、マーカーペンや、グワッシュの絵の具、スプレーも使うことがあるよ。

PUBLIC/IMAGE.3Dで行う「PUBLIC IMAGE × ZEKE CLOUGH ART EXHIBITION」はどのような展示になりますか?
製図用のフィルムにインクで描いたドローイングをメインに持って行こうと思っているから、それらを展示するのにぴったりとあったフレームが見つかったらいいな。T シャツは自由に吊すこともできるし、僕がその上にドローイングできるマネキンに着せてディスプレイもできる。
東京で仕事以外に何かしたいことはありますか?
水族館に行きたいし、日野日出志のビニールフィギュアが買いたい。それからアートギャラリーや、コミックストアを何カ所か巡りたいと思っているよ。
最近取り組んでいるプロジェクトについて教えて下さい。
Mordant MusicのIanと一緒にコミックの制作をしていて、それはストレンジな場所へのバスでの旅に基づいたものだね。それと、僕のホームタウンであるマンチェスターのギャラリーで、劇作家で作曲家でもある Ailis Ni Riain とのマルチメディアコラボレーションをするよ。このプロジェクトは、 Ailisによる背景音楽が流れている部屋で人々が僕のドローイングのなかを探検できる没入型のインスタレーションをつくるという試みになると思う。
今後、挑戦してみたいことはありますか?
僕の次のプロジェクトはコミックになるだろう。もう一度コミックの制作を始めたいと心から思ってるんだ。アニメーションのプロジェクトもやりたいと思ってるし、それに大きい寸法の作品をもっとたくさんつくりたい。例えばギャラリーや屋外の壁に描いたりね。僕の作品を元にした三次元の彫刻をつくったりするのも楽しいだろうね。
PUBLIC IMAGE × ZEKE × CQ Exclusive T-Shirt
※2月10日発売開始(http://seekyou.jp/)

Lettered「コレクションのテーマが『アンダーグラウンド・レジスタンス』だから、風景に溶け込むにつれて新しい形へと突然変異していく朽ちて壊れた車を元にしたデザインをプロデュースしたよ。」
Event Information
「PUBLIC IMAGE presents MIXPEDIA」05-06AWの立ち上げより先鋭的なコレクションを発表し続けるファッションブランドPUBLIC IMAGE が、世界的にも類いまれな瞬間視聴者数を記録し続けているライブストリーミングサイトDOMMUNEにて、ブランドの世界感を体現する2組のアーティスト nsi. とVladislav Delayによるライブストリーミングと、11SS コレクションにて、グラフィックデザインを手掛けたZEKE CLOUGHのライブペインティング、デザイナーの玉木竜二郎によるトークライブの配信を行う。コレクションのイメージソースとなる「カウンターカルチャー」を、音楽とアートの視点から見ることが出来るイベントとなる。
開催日 : 2011年2月9日(水)
配信時間:19:00 ~ 24:00
配信URL:http://www.dommune.com/
トークライブ:玉木竜二郎 [ PUBLIC IMAGE ]
ライブペイント:ZEKE CLOUGH [ Woe to the Septic Heart / Skull Disco ]
ライブストリーミング:nsi. [ Non Standard Productions ], Vladislav Delay [ Halo Cyan / Leaf ]
入場料:¥1,500(完全予約制)
会場:DOMMUNE / CAFE SUPERCORE
Artist Profile
ZEKE CLOUGH マンチェスターを拠点に、イギリスならではの独特なカトゥーンタッチで描かれる作品で、多くのファンを魅了している 。ロンドンのダブステップシーンを牽引し続ける名門レーベル “ SKULL DISCO ” をはじめ、ウエストロンドンにショップを構え、ソウル、ジャズ、レゲエなど、多くの名盤を残している名門レーベル “ HONEST JON’S ” のアートワークを担当。自己出版で制作しているイギリスのコミックジンは、世界中のレコードショップで販売されるなど、その活躍はワールドワイドだ。また、ヨーロッパを中心に不定期で開催しているエキシビジョンにおいても、大きな話題を呼んでいる。
Posted by:CQ
さまざまなクリエイターのTシャツを扱うオンラインショップ。Tシャツは単に“身にまとう衣服”という存在を超えた、クリエイターの精神性やカルチャーそのものを伝達する“PROPAGANDA(伝道体)”の役割を持つものであるという考えの下に、身につけることで自分自身のルーツを悟ったり、自分の未来を切り開くための手がかり・きっかけを与えてくれる存在としての“Tシャツ(PROPAGANDA)”作品を発掘し、発表し続けている。http://seekyou.jp/













