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galaxxxy | FOSTEX × reversal × BLACK SMOKER × galaxxxy |『XXX HOURS』vol. 5

きしひろみ、露骨キット、文字8フレッシュ!らが手がける話題のファッションブランドgalaxxxyと、 その周辺のアーティスト達が送る、連載「XXX HOURS」。音楽、アニメ、コミック、インターネットなど多彩なカルチャーをザッピングして、ファッションに仕立てる彼らの現在進行形の企みや、新たなコラボレーション、意外な交友関係や、日常のクリエイティブソースなどを紹介していきます。

第5回目は、音響機器の老舗メーカーFOSTEXから3月17日よりリリースされる限定コラボ・ヘッドフォン企画に参加したクリエーターが一同集結! 音楽レーベルBLACK SMOKERのKILLER-BONG氏、格闘技ブランドreversalの近藤幸二郎氏、ヘッドフォンの外装を手がけたMHzのメチクロ氏、そしてFOSTEXの山口創司氏をゲストにお迎えし、制作裏話やそれぞれのヘッドフォンについてお話して頂きました。


Text:小宮川りょう(REALGOLD$)

きしひろみ(以下、きし):このたび、FOSTEXさんからgalaxxxyモデルのヘッドフォンが発売されることになりました! パチパチパチ(拍手)!

露骨キット(以下、露骨):このコラボレーションを企画したFOSTEXの山口創司君とは、10年程前からイベントでよく顔を合わせる古い友人なんですが、そもそも今回はどういう経緯で始まった企画なんですか?

山口創司(以下、山口):TH-7というスタンダードモデルを展開するに当たって、以前から一気に3つくらいコラボモデルを出したいなと思い、今回みなさんに声を掛けさせてもらいました。


露骨:PUBLIC-IMAGE.ORG読者の中には、BLACK SMORKERとreversalがどんなブランドなのか知らない人もいると思うので紹介してもらえますか?

KILLER-BONG(以下、K):BLACK SMORKERというのはそもそもブラジルから発生した…。

一同:(笑)。

K:例えば俺がCDを出すように、他の人も出せばいいんじゃないかという、そういうレーベルなんだよね。

山口:(笑)。 デザインをしてくれたKILLER-BONGはBLACK SMORKER所属のTHINK THANKというグループのラッパーで、文脈の違う縁遠い人だと思っていたのですが、ExT Recordingsを主宰している先輩の永田一直さんやメチクロ君など共通の友人がいて、実は近い所にいるということがわかったのでお願いしました。もともと僕はBLACK SMORKERの単なるファンだったんです。本当にカッコいいレーベルなんです。あのロゴが家電量販店に並ぶのかと思うとドキドキします。BLACK SMORKEモデルには、ミックスCDのカタログが入るんですけど、たまたまヘッドフォンを買ったらBLACK SMORKERだった! とかやばいでしょ(笑)?

K:新しいことをしていきたいというのがBLACK SMORKERというレーベルなんだよね。


メチクロ:はい、はい(笑)。で、reversalは僕が紹介したんです。

近藤幸二郎(以下、近藤):K-1やPRIDEなどのグローブも作っている武道着の老舗メーカー「株式会社イサミ」に新しく出来たアパレル部門なんです。僕はもともと正道会館で空手を習っていたのですが、たまたま後輩の紹介で立ち上げから参加することになりまして。実は今回のヘッドフォンも自社製の柔術衣生地を使っているんですよ。

メチクロ:柔術衣を迷彩に染めてます。

近藤:キックミット型のバッグ、本物の黒帯を使ったベルトなど、こういう格闘技をモチーフにしたアイテムも多く作っています。今回、音の面は他の2ブランドに任せ、 柔術家の写真を全面に押出したパッケージデザインなどreversalらしい“格闘技感”の演出にこだわりました。


露骨:カッコいい!黒帯ベルトが買えるんだ(笑)。

K:黒帯を金で買う、か(ニヤリ)。近藤さんはちょっと前まで、ウチのすぐ裏に住んでたんだよ。

近藤D.Lさんのジャケットをデザインしていた時に、「面白いヤツがいるから」って言って紹介されたのがKILLER-BONGくんだったんです。お互いにすごく近所でした
(笑)。

メチクロ:reversalは音楽とも親和性の高いブランドだからこそ、今回のヘッドフォンの企画をお願いしたんです。

山口:音楽に関係ないブランドとは、あまり仕事したくないもんね。

メチクロ:ウソっぽいコラボはナシだよね。

K:一つのジャンルのブランドだけど、色々なことをやっていて、いくつものジャンルに通用するようなブランドばかりが集まってるね。

露骨:FOSTEXを真ん中に、普段あまり交流しないところと交流できるのがすごく刺激的です。

メチクロ:接点がないようでいて、創司くんの中にはちゃんと軸があるんだよね。「音楽と関係ないところはできない」とかさ。社内の反応はどうなの?

山口:社内で音楽に詳しい人があまりいないから、そういう意味ではやり易い。ヘタに詳しい人がいたら、そんなワケわかんない人じゃない方がいいんじゃないの? って言われそうだけど、そういうのだったらやらないから。

メチクロ:企業のコラボというと、広告代理店のニオイがするよね。現場から生まれたコラボかどうかというところは、ユーザーは気にすると思うな。

露骨:創司君とは長い付き合いだけど、一緒に仕事したのは初めてですよね。社内では革命児的な感じなの?

山口:いやいや、まじめなサラリーマンですよ。企業だから売り上げを上げることが一番大事なので、基本的に売れないと思うことはやっていないつもり。今回のコラボに関しては、既存のお客さんとターゲットが違うから、そういう意味でPRになると思うし、ブランディング的にちゃんと考えられているものになっていると思います。

メチクロ:じゃあK、今回のBLACK SMORKERヘッドフォンのこだわりを説明してよ。

K:このアームの頭頂部に切符入れを作ったんだ。秘密とか思い出とか希望とか、色んな物を入れておけるんだ! 俺がこだわったのは、ハッキリ言ってココだけ!

一同:(笑)。

メチクロ:Kが普段被ってるマスクがコンドームと同じ素材のラテックスラバーなので、ヘッドフォンも近づけたいなと思い全面ゴム塗装にしました。同じ黒でもゴムだとヌメっとした感触で質感が全然違うでしょ?

きし:確かに!


K:本当は2万ドルくらい入るデカいポケットも付けたかったし、耳に当たるところ変形させてグラインダーにしたかった。galaxxxyみたいなのが良かったかな。もっと色を使いたかったんだけど、突き詰めていけない性格なんで今年は直していきたいな…。

露骨:今年の抱負? ヘッドフォンの話してくださいよ(笑)!

山口:緑のストッパー部分に左手のマークが入っているけど、この手は何?

K:人とぶつかりそうな時にやる「ちょっと待って」の手。改札って右利き用にできているから、切符入れる時に人とぶつかるんだよね。

メチクロ: KILLER-BONGとJRは親和性高いからね(笑)。

近藤:真面目な話、reversalのヘッドフォンのアティテュードは“柔術”を使うことなんです。左右のアームにそれぞれ文字が入っていて、合わせて読むと『VALETUDO(バーリ・トゥード)=なんでもあり』というポルトガル語の単語になります。右見て、左を見て、合わせて読んでもらえたら嬉しいですね。

きし:なぜポルトガル語なんですか?

近藤:今の総合格闘技のブームはブラジルのグレイシーファミリーから始まっているので、ファンからするとアティテュードを感じる言葉なんですね。格闘技が好き、音楽が好き、両方を好きな人に喜んでもらいたいですね。

露骨:ヘッドフォンに「なんでもあり」と書いてあるって、かっこいいね。バーリ・トゥードの意味を調べたり、入っているMIXを聴いたりして、店頭に並んでいる普通のヘッドフォンの一つとして買った後に出会いがあるのがスゴい。

山口:一番やりたかったのはそれなんです。それぞれのファンが買うのはもちろんだけど、単純にカッコいいからといってたまたま買った人が、こういうカルチャーもあるんだ! って扉を開けてもらえたらいいですね。

メチクロ:ガジェットから入ってカルチャーに到達するというのは今までなかったよね。

山口:ストリートのファッションブランドではあったかもしれないけど、量販店で販売する商品ではなかったと思う。

K:こっそりヨドバシカメラ行っちゃおっかな? 売場でわざとらしくでっかい声で「いいねぇ」って言って。

一同:(笑)。

近藤:galaxxxyのヘッドフォンはどういうコンセプトなんですか?

露骨:ポップなものを好まれる方に向けて作りました。クリィミーマミのようなパステルカラーを目指して、きしと文字8で何度も配色をやり直しました。


きし:イメージはお菓子のラムネです!

メチクロ:この色は塗装ではなくオリジナルで起こした成型色なんです。

露骨:3つの中では一番口当たりがやわらかですね。KILLER-BONGさんはgalaxxxyはご存知なんですか?

K:こないだ店に行ったよ。俺、galaxxxyみたいなパステルのカラーリングが好き。本当はこういうカラーリングが好きなんだけど、自分でやるとこうならない。

山口:最初、ダメ出しされたんです。俺はこういう色を使ったのがやりたいんだって。

K:でも、BLACK SMORKERSみたいなレーベルがFOSTEXと仕事できるのはすごい。主要取引先にして、名刺に自分の名前よりデカくFOSTEXって入れようかな。

山口:それは嬉しいな(笑)。

K:最近、自分で色を選べるヘッドフォンの話をもらった時も面白いのが容易に想像できたんだよね。

きし:それ、FOSTEXのKOTORIですよね? 私、持ってます!



山口:ウェブ上で好きな色やパターンを組み合わせて好みのヘッドフォンを作れるんです。今回のコラボモデルとKOTORIの発売を記念したリリースパーティーPUBLIC/IMAGE.3Dでやるのですが、DJはreversal近藤さんとBLACK SMORKERのYAZIさん、galaxxxyからは露骨キットくんにしてもらおうかと思ってます。

K:えっ、あなたが露骨キットさん? 初めまして!

メチクロ:このタイミングで初めましてなの? 遅せーな(笑)!

:いや、露骨って名前だし、革パンはいてる骨っぽいイメージだったから顔と名前が一致してなくて。

露骨:じゃあ、リリースパーティーには革パン履いて行こうかな。

K:じゃ、おれもタンクトップ着て、露骨な感じでハミチンしようかな。ジョイナーみたいに半分だけ出して行きますね!

きし:何のイベントなの(笑)!




Release Information

FOSTEX ステレオヘッドフォン
galaxxxyモデル
reversalモデル
BLACK SMOKERモデル

発売予定日:2011年3月17日
予定頒布数:限定 500台
※予定頒布数に達し次第、販売を終了。

発売後、PUBLIC/IMAGE.3Dでも取り扱い開始予定です!




Profile


FOSTEX


Hi-Fiオーディオ機器、プロ用レーコーダ / モニタースピーカ、スピーカユニットを開発・製造・販売する1973年設立の音響機器ブランド。大友良英「アンサンブルズ展」や 渋谷慶一郎+evala ICC無響室展示《for maria anechoic room version》などのインスタレーションに機材協力。コラボレーションヘッドフォンは2009年の「桃井はるこ mh256」以来。






BLACK SMOKER

K-BOMB、JUBE、BABA、NOX、YAZI、CHI3CHEEの6名からなる日本のHIPHOPグループ・THINK TANK主宰。テクノ、ハウス、ロック、ジャズ、レゲエなど多岐に渡る深い音楽性を展開し、継続的にMIXCDをリリースするなど精力的に活動中。また、メンバーはそれぞれ別名義のプロジェクト活動も行っている。






reversal.dogi.design.works

1932年創業以来、他の追随を許さない高品質な柔道衣・空手衣等の武道衣、武道具・トレーニング用品の開発販売で 世界的にも有名な老舗武道用品メーカー「ISAMI(イサミ)」が2000年にスタートしたアパレルブランド。格闘技のエッセンスを様々な形で取り込み、「柔術衣」を使用したアイテム等、オリジナリティ溢れるアパレルラインと 初心者から本格的なプロ選手まで、幅広く競技者にアプローチする本格的なアスレチックラインの2ラインで構成され 格闘技を「見る側」「やる側」両面から、より身近に楽しめるライフスタイルをサポートするブランド。




galaxxxy

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