
Sumire (Twee Grrrls Club / Violet & Claire) | ロンドン「London Popfest & Market Buyng」レポート |「WORLD CULTURE REPORT」Vol.13
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今回は、インディーポップの祭典London PopfestにDJとして参加したTwee Grrrls ClubのSumireさんが、現地でのイベントの模様と、自らがオーナーを務めるショップViolet & Claireの買い付けの様子をレポートしてくれました。
Text:Sumire(Twee Grrrls Club / Violet & Claire)
Hi! DJ、そしてショップViolet And ClaireのオーナーのSumireです。
今回は、DJとして参加したLondon Popfestと買い付けの記録をみなさんにお伝えできればと思います!
毎年2月の最終週に開催されている(今年は3回目)Indie Popの祭典London Popfest。そもそもIndie Popというジャンル自体がそれほど市民権を得てるわけではないと思うので、少し補足しておきます。
60′sのModから、70′sのPunk、80′sのNew Wave、Neo Acoustic、90’sのGuitar Pop、そして現在の進行形のバンドを含めて、Independent(メジャーではない)= Indieであり、Popなサウンドを総括して、Indie Popと呼んでいます。
メジャーどうこうという括りは実際にはかなり曖昧ではあるのですが、Orange JuiceやAztec Camera、Belle And Sebastianなど、少し内省的でマイナーな感じの曲が好まれるジャンルなので、多くのリスナーを獲得するのは難しい(というか少数派であることをとても好むジャンルではあるのです)。
でも、コアな音楽ファンが集まりやすく、私もそのジャンルを広めようと日本でTwee Grrrls Clubという女の子のDJチームを結成して、FanzineやPartyを企画しています。
Indie Popが主流なのは、ロンドンやサンフランシスコ、そしてベルリンなのですが、今回は元祖!なロンドンで開かれたPopfestの一番のハイライトであった土曜の夜に、僭越ながらDJをさせていただきましたので、ヨーロッパ中のIndie Pop好きが集まるフェスの様子をレポートさせていただきます。
私がDJで参加させていただいた会場は、ロンドンの老舗の100clubというベニュー。

日本で例えて言うなら、渋谷でしょうか、Oxford Streetにある小さな箱(400人は収容できそうなくらいの大きさ)ではあるのですが、この日はメインアクトのThe Monochrome Setの出演もあって、チケットはすべてソールドアウト。
The Monochrome Setは、80年代に活躍したel labelの出世頭。
初期のPunkなスタイルから後期にはとびきりポップなスタイルに移行していくのですが、どの時期もジャケットのアートワークを含めてハイセンスなバンドです。(4月には来日公演も決まっております!)
フェスティバルなのでラインナップのバンドはたくさん。この日は6バンド。


午後の4時くらいからスタートし、私はライブの間の転換を担当していました。クラブとかと違って、本当にライブの間のBGM的なものですが、こっちも珍しいレコードを日本からわざわざ持参したので、マニアックなIndie好きの方々が、「今かかってるのは?」とか聞いてきてくれる。ダイレクトな反応が得られるのは大きい。
異国の地からはるばるやってきた甲斐があります。

DJはもちろんのこと、Zineなどの文化もアートとはまた違った感覚で盛り上がっているので、日本のZine文化とはまた違っていて面白い。
この日一緒にDJをしていたPaul Richards君は、Scared To DanceというZineとPartyを企画しています。偶然にも同じ25歳!

物販にはDIY精神あふれるアナログレコードや手刷りのTシャツがズラリ。売り子をやっている女の子は、彼女自身もFraction Discsというレーベル&ショップをやっているRenée。
彼女たちのバンド、The Liechtensteinのライナーノーツを書いたことがあるので、初の対面に2人とも大興奮!

ロンドンでDJをさせてくれるきっかけをいつも作ってくれるAnastasiaは、先日フロリダへお引っ越し。彼女はロンドンでグラフィックデザイナーとして活躍。フライヤーデザインやWebデザイン、そしてカセットテープレーベル、Cool In A Crisisのオーナーでもあります。
ロンドンのDIY女子の中でもPopでTweeが好きで少しひねくれたものが好きという共通点が一番多い女の子。
HoxtonのUnit 9のアトリエには以前お邪魔したことがあるのですが、日本のデザイナービレッジみたいな雰囲気で、色んな人のアトリエがありました。
キッチュなデザインが大好きな彼女。彼女自身もお人形の様に可愛いです。

そして、忘れてはいけないもうひとつの渡英の理由。お店の買い付けです。
今回は、AngelとBrick Laneを北上して、Hoxton近辺のColumbia Roadを拠点に買い付けしてきました。
ファッション系やミュージシャン系のアーティストたちがあふれかえっているEastのBrick Laneは、今では観光地並に人が一杯なのですが、人々を横目に北へと歩いていくと、住宅街にぶつかります。
壁面には動物や人が描かれていて、灰色の空のロンドンを少し華やかにしてくれています。

ここColumbia Roadのお店は、ほとんど土日のみの営業なので、お越しになる方はお気を付けて*

一番のお薦めはJessie and Buddug!
刺繍作家のJessie Chorleyの作品達は、本当に一つ一つ手作りで絵本の中に出てきそうなほど愛くるしいものばかり。
フラワーマーケットも人がいっぱいです。日常にお花を買う習慣があるヨーロッパの人達の感覚が大好きです。
近くには農場もあって、そこにある野菜を売っているロッカーも鮮やかなブルーとピンクで可愛い。
場所をAngelに移して、Smugというお店は、雑貨アーティストの宝庫。
特にLucie Ellenのモチーフブローチは日常にあるものばかりなのに、斬新。
マーガレット・ハウエルもお気に入りなのが納得できるハイセンスな日常雑貨達に囲まれた空間は日本にも欲しい。
陶器でできた雷雲のアクセサリーなど可愛いものばかり。
音楽と可愛いものにあふれた空間。ロンドンはたくさんのカルチャーが交差する場所だから、可愛いものも可愛くないものも混在していて、東京にも似ている気がする。
ただ、セレクト力やインディペンデントという部分での弱さを、どうやって日本でも強化していけるのかな? と頭に浮かんだ今回のロンドン滞在でした。
Posted by:Sumire (Twee Grrrls Club / Violet & Claire)TOKYO’s only one indie girls DJ club! インディ・ミュージック好きな全ての女の子の気持ちを代弁する、RIOT &DIYな精神を掲げたガールズグループ。DJだけにとどまらず、Fanzineをセルフパブリッシュし、パーティーをトータルでコーディネート、セレクトコンピレーションアルバム”Grrrls Talk”をリリースするなど、既存のクラブDJの常識をひっくり返すその活動は日本だけにとどまらず、世界中からラブコールを受けている。オーガナイザーのsumireはLAのPart Time Punks、NY popfest、イギリスのIndie Tracksなど国境を越えてインディポップのDJとして活躍する傍ら、レーベル&ショップ、Violet And ClaireとしてスペインのAiasやアメリカのSea Lionsなどのリリースを手掛け、音楽ライターとしても海外の良質なインディポップを紹介している。














