
ECD | 8月10日〜8月24日 | 「ECDの休日」Vol.38
ラッパーECDと写真家植本一子の結婚・出産までをリアルタイムで綴った人気連載「WE ARE ECD+1」より約1年。ECDの新連載が展開中です!! 今回は、ECDの休日限定ダイアリー。知られざる彼の休日を、日記形式でお届けしていきます。
Text:ECD
8月14日(日) 晴れ
この1週間ほどネットがつながらない。昨日録音したラジオもアップできなかった。午前中ふとモデムを確認するとつながっているようなのでいそいでアップ。
午後は長女を連れて下北沢で買い物。3時半には帰宅。妻も次女を連れて出かけたようで家は無人。長女「おかあさーん」と泣き出し止まらない。妻が帰ってからもあれこれ駄々をこねたあげく、夕食もとらず風呂にも入らないまま寝てしまう。
8月18日(木) 曇り
7時過ぎに家を出て家族4人広島へ。新幹線
車中長女は一睡もせず。といっても派手にぐずることもなくなんとか無事過ごす。
広島に着いて妻の第一声は「放射能のない街!」。「原爆の広島なのに」と思ったが口には出さず。駅まで車で迎えに来てくれた義父。マツダ関連の職場のため休みが木金になっているのだそう。
植本家に着いたのが13時半。ひと休みしたいところだが娘たちは寝てくれないので墓参りなど。
夕食入浴後もふたりとも興奮しているのか寝ようとしない。22時やっと就寝。
8月19日(金) 曇り
午前中はのんびり。午後長女だけ連れて義父に運転していただいて妻と大きなショッピング施設へ。義父が娘たちにおもちゃを買ってくれる。そのまま僕は駅に送ってもらって帰京。16時広島発の新幹線自由席。
8月25日(木) 雨のち晴れ
東京でひとりでの休日。7時半に家を出て母の墓参りへ。母の墓は本厚木からバスで45分の霊園にある。片道2時間かかる。去年は次女がまだ首も座っていない状態だったので来ていない。二年ぶりだ。といっても命日の8月3日もお盆もとっくに過ぎてしまったのだが。
花を供え、傘を肩にかけてしゃがみ、手を合わせる。晴れていればもう少しのんびりしたかったのだが、雨の中、墓前でただしゃがんでいるわけにもいかずそそくさと退散。2時間かけてきて滞在15分。それでも来ないまま8月を過ごしてしまうよりはいい。
本厚木駅でたまたま発車が遅れてホームに停車していたロマンスカーに乗車。新宿でレコ屋を巡り、14時に帰宅。誰もいない部屋に帰ってまずすることは、この数年ボケのためトイレの外でしてしまう猫のたーちゃんの不始末の後片付け。「あーもう」などとひとり大きな声を自分が出していることに気づく。
15時耳鼻科。その足で下北沢、明大前と再びレコ屋巡り。帰りに八百屋に寄り大きなキャベツをひと玉買う。部屋に戻り妻の料理本でキャベツを使うレシピをみつくろい、速攻で決めて足りない食材を買いに今度はスーパーへ。レコードを聴きながら料理。
Posted by:ECD
60年生まれ。ラッパー。本名石田義則。ファイナルジャンキー主催。 96年に、日比谷野外音楽堂で開催された伝説的なHIPHOPイベント「さんぴんCAMP」を主催したジャパニーズヒップホップのオリジネーター。アルコール中毒に悩まされた時期もあったが、今では立ち直り警備員をしながら音楽活動を続けている。『ECDIARY』(レディメイド・インターナショナル)『失点イン・ザ・パーク』(太田出版)などの文筆活動を始め、音楽活動以外でもその才能を発揮している。



