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galaxxxy | おさわり探偵なめこ栽培キット × galaxxxy |『XXX HOURS』vol. 13

きしひろみ、露骨キット、文字8フレッシュ!らが手がける話題のファッションブランドgalaxxxyと、その周辺のアーティスト達が送る、連載「XXX HOURS」。音楽、アニメ、コミック、インターネットなど多彩なカルチャーをザッピングして、ファッションに仕立てる彼らの現在進行形の企みや、新たなコラボレーション、意外な交友関係や、日常のクリエイティブソースなどを紹介していきます。

第13回目は、ちまたで流行中のiPhoneゲームアプリ『おさわり探偵なめこ栽培キット』とのコラボグッズ対談! アプリの生みの親である株式会社ビーワークスから、広報の伴雄斗さん、キャラクターデザイナーの河合真吾さん、ディレクターの大廣将之さんをお迎えし、コラボグッズの制作過程や、アプリの開発裏話についてお話を伺いました。

Text:大草朋宏(WANDERLUST)

『おさわり探偵 なめこ栽培キット』との出会いは?

露骨キット(以下、露骨):周りのいろいろな人のスマートフォンから、変な音がしてきて、何をしているのかと訊くと、「なめこを育てている」と。まったく説明になっていなくて、最初は何のことかわからなかったんですよ。

きし:ほんとにみんなやっていて、twitterでも話題になっているのをよくみかけました。

露骨:それから僕もやり始めて、結構ハマっていったんですよね。それで、この「黄金なめこ」が登場したときに、ひとりでメチャクチャ笑っちゃったんですよ(笑)。それまで、いちユーザーとして楽しんでいただけで、コラボして商品を作りたいという発想まではいかなかったんですけど、これが出た瞬間にキター! と思いましたね。

きし:それまでは普通にかわいい!って感じだったのですが、黄金なめこを見てぜひお洋服を作らせていただきたいと思いました!

:いまだかつて、黄金なめこでグッズをつくりたいという一点張りで話を頂いたことはありませんよ。galaxxxyさんだけです。その着眼点が最高だと思いました。

ビーワークスのみなさんは、コラボTシャツの出来上がりを見ていかがですか?

大廣:ここまで大きくすると、インパクトがハンパないですね。しかも青いところも光ってるし。

左から、伴雄斗さん、河合真吾さん、大廣将之さん

露骨:初めてお会いしたときに、「青いところも光らせますので!」ってプッシュしたんですよ。ただ、iPhoneの小さな画面を元にしてトレースしたので、細かな部分が大丈夫かどうか確認していただいたときに、“蛇の部分に目が入る”という修正が入りました。アプリ上では入っていないんですよ。

河合:本来は目が入るんです。でも、ココまで拡大しなければ絶対に世に出ることのなかった情報ですね。

露骨:だからこの目が超重要!

全体的なデザインの監修は河合さんですよね?

露骨:なめこ全部デザインされたんですか? いろいろななめこがいますが、どうやって生まれたのでしょうか?

河合:まず名前だけが決まるんですよ。結構むちゃぶりが多いです。

大廣:黄金なめこのときも、“高い感じのなめこが欲しいよね。それなら金だろ、金!”みたいなノリだけで、黄金なめこという名前が決まる。それを河合に投げる。

河合:名前だけのインスピレーションでデザインを起こして…。

:その後に図鑑の解説文を書く人がいます。

大廣:順番としては、名前が決まる→絵を描く→爆笑する→テキストを書く→爆笑する→決定、です。

基準は爆笑ですか!

露骨:図鑑の解説文もメチャクチャ面白いんですよ。ちょっと尋常じゃない。すでになめこじゃないものもたくさんいるし。

:評判いいのが天使なめこ。“目が合うと極楽浄土に連れて行ってしまう死に神のようななめこ”という説明で(笑)。

露骨:なめこもどきも好きですね。“なめこに似ているけど、違う気がする”とか。他にも“食べちゃダメ、絶対”という危険なヤツがいるんですよ。

:ホントになめこに似ていて食べちゃいけない、にがくりたけという毒きのこがあるんですよ。

みなさんプチなめこ博士ですね。

:結構調べましたね。なめこのぬるぬるの理由とか。

露骨:それ、教えてください!

河合:ムチン質という、糖とたんぱく質が結合してできた多糖類で、乾燥を防いでいます。あと、なめこは日本原産らしいです。最近は大きななめこも売っていますが、普通のなめこは生長する前に取ってしまうらしく、かさが開くと、また味が変わるんですよ。

露骨:まさか普通のなめこのウンチクまで聞けるとは。


ところでこのなめこは、もともとは、別のゲームのキャラクターだったんですよね。

河合:『おさわり探偵 小沢里奈』という、画面上のアイテムを何でも触って事件を解決するNINTENDO DSのアドベンチャーゲームで、主人公・小沢里奈の助手をやっていたのが、なめこでした。

:その後、スマートフォンアプリとして『おさわり探偵 小沢里奈』をリリースするに際して、時間も経っていたし、思い出してもらったり、宣伝効果も考えて出来たのが『おさわり探偵 なめこ栽培キット』です。

大廣:事件を解決するゲームといわれると、知らない人には難しそうに思われそう。それならひたすら気持ち良さを追求したゲームにしようと、なめこを抜く爽快感を重視したゲームになりました。

露骨:やはりそういう意図があったんですか。超気持ちいいですよ。

きし:ほんとに不思議。指でなぞっているだけなのに、気持ち良さが体に残るんですよね。

河合:コントローラーとかタッチペンではなく、直に触るのがいいんだろうと思います。その辺りは、数値化できるものではなく、長年やっている人が調整して気持ち良さを追求できること。むしろ長年コンシューマ向けゲームを作ってきた会社なので、そのノウハウや培ってきた感覚を使えているのが“面白いゲーム”になった要因だと思います。

大廣:だからゲーム好きの気持ちを踏襲できていると思うんです。最初はなめこを収穫するだけでいいと思っていたんですけど、それでは一瞬で終わってしまう。じゃあ、いろいろな姿をさせて、集めて、詳細が見られるようにして、ちゃんとゲームとして成立させようと。

きし:そこが絶妙ですよね。なめこコンプリートに近づいていくのが楽しい。揃ったときの気持ち良さとか、ご褒美とか、その先とか。

露骨:でも、最初からなめこを集めるゲームという打ち出しではなかったですよね。もっとモヤモヤしたようなところからなめこを集め始めて、気がついたら「あ、オレ、なめこ集めるんだ」って(笑)。

:急にスマホゲームをつくり始めたわけではなく、ゲームづくりのスキルも経験もある会社ですから。だからこそちゃんと遊べる、ハマるゲームになったんだと思います。あと、日本人のほとんどはなめこを知っている。だから伝わりやすかったんだと思います、「なめこ、育てている」って。

露骨:え? 最初は、一瞬何のことかわからないですよ。必ず頭に大きなハテナが(笑)

河合:ですよね。なめこ栽培するってこと自体がおかしいし、意味がわからない。

大廣:何だろう? と思わせたら勝ちですからね。

ゲームづくりのプロが楽しみながらつくった雰囲気が伝わってきました。こんな気持ちいいゲームが出来たのも納得です。ありがとうございました!








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