
NEW JAPANESE ARTIST FILE 2008 | 新進日本人アーティストファイル 2008

Creators Dictionary for Realtime Culture

Googleイメージ検索が、グラフィック・デザインの世界に革命を起こす以前から、極私的興味の赴くまま、身の回りの印刷物を“人力”スクラップし、デジタル世代の「コピー&ペースト」感覚を、無自覚的に作品に取り込んできた黒川知希。イラストレーターとしてキャリアをスタートさせ、
インパクト勝負ともいえるヴィジュアル表現の世界では、大衆の支持を集め得る独自の作風を確立できた時点で、そのクリエイターの将来はある程度約束されることになる。例えばエンライトメントが生み出した油絵タッチのデジタルペインティングのように。しかし、彼らは当時革新的だったその手法に拘らず
超精密なデジタルコラージュ作品で大きな注目を集め、現在では音楽関連のデザインを始め、アートディレクターとしてもその才能を発揮しているクリエイター、永戸鉄也。その活動からもわかるように、作品制作とクライアントワークを高いレベルで両立させてきた彼だが、現在の興味は、もっぱらアナログ表
紅一点のギャル・エリイをフロントに据え、突拍子もないアイデアと圧倒的な行動力で、一躍アート界の台風の目となったチン↑ポム。ギャルがピンクのゲロを吐き続ける作品「ERIGERO」、渋谷センター街でネズミ捕獲に乗り出した「スーパー☆ラット」、カンボジアに渡航し、高級バックや石膏像を地
卑近な例を挙げるならば、『 STUDIO VOICE 』2008年11月号「ゲームを作ろう!」特集の表紙。“○○系”という安易なセグメントに慣れた向きにはどうにも居心地の悪い、謎めいたヴィジュアルの衝撃がそこにある。他にも、 BEAMS T がフリーDVDやYouTubeで公開し
独特のタッチでユーモラスに描かれる牛、犬、鳥などをメインモチーフに、装飾的なパターンのように画面を埋め尽くしていくカラフルな色彩によるペインティング作品で、愛らしくもどこかシュールな世界観を描き出すアーティスト川上桃子。可愛らしさと不思議さを持ち併せたそれらの作品は、ギャラリーで
招き猫、福助、妖怪など日本独自のモチーフが、アクリル絵具を用いたカラフルな色彩とマンガを思わせる軽快なタッチで描かれる大竹司のペインティング作品。自身にとってリアルな「インプット」から意味やメッセージ性を削ぎ落とし、そこにスペクタクルな要素を加えることで、あえて表層的な視覚体験と
国内外のクリエイティブシーンに大きな影響を与えた雑誌『 TOKION JAPAN』の編集責任として日本側から貢献し、時にはデザイン等にも関わり、今や伝説となったカンファレンス「 Creativity Now 」を東京で成功させるなど、カルチャー誌が低迷を続けるなか、分かり合える仲
デジタルコラージュと手描きによるドローイングを使い分ける独自の平面表現で注目を集め、新進気鋭のグラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートさせた佃弘樹。そんな彼が近年、ペインティング作品の制作に力を注いでいる。活動のメインフィールドを従来のグラフィックから、キャンバスへと広げつ
単身ニューヨークに渡り、アート集団FAILEのメンバーとしてボーダーレスな活動を展開してきた日本人女性アーティスト、アイコ・ナカガワ。世界各国を渡り歩き、世界中に無数の作品を残し、グローバルなネットワークを築いてきた彼女だが、今年に入りソロ名義での活動が目立つようになってきた。F
例えば、美術館に足を運び、思わず触れたくなるような魅力的な彫刻作品に出会ったとしよう。だがその時、99%の確立で「作品には手を触れないでください」という注意書きを発見し、歯がゆい思いをすることになるだろう。今回紹介する重松淳也が作り出す作品は、そんな観賞用の崇高(?)な造型芸術と
赤ん坊を大事そうに抱きかかえるフレディー・クルーガー(『エルム街の悪夢』)、少年にタギングをされたファルコン(『ネバーエンディング・ストーリー』)、ストリートに集うビッグバード(『セサミ・ストリート』)や奇妙なモンスターたち…。血を流したり、頭をもぎとられているキャラクターなどの


