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EYヨ(BOREDOMS) | アイ(ボアダムス) | Artist / Musician

ボアダムスのフロントマンとしての活動を核に、様々な変名プロジェクトによるDJやリミックスワークなどのソロ活動、独特のドローイングやコラージュによるアートワーク制作などを精力的に展開し、各界から絶大な支持を集めるアーティスト、ヤマタカEYヨ。86年にボアダムスを結成して以来、多くのフォロワーを生んできた唯一無二の世界観で、クリエイティヴシーンに圧倒的な存在感を示し続けている彼が、ソロ名義としては初となるリミックスアルバム『RE…REMIX』をリリースする。過去に手がけてきた様々なリミックス楽曲を再構成した本作は、世界中のあらゆる音楽を通過した混沌のリズムを孕みつつ、彼以外には決して創り出せないであろう独自の世界観で統一され、単なるリミックスアルバムの枠には収まりきらない仕上がりになっている。現在、関西を拠点に活動しているEYヨ氏が、Public/image.のメールインタビューに答えてくれた。

Text:原田優輝

今回のリミックスアルバム『RE…REMIX?』をリリースすることになった経緯を教えてください。

ここ10年くらいで手がけたリミックスワークをまとめて聴いてみたいと思っていたところ、ちょうど今回のお話があったので、ここぞとばかりお願いしました。

このアルバムには、ケン・イシイZEEBRAOOIOO川本真琴など様々なジャンルのミュージシャンの楽曲が収録されていますが、どのような基準で収録曲をセレクトしていったのですか?

割とよく知られている作品や12インチになったものはあえて外しました。リミックスをしてから何年もリリースされていない作品も結構あったので、今回“RE-REMIX”したものもあります。昔手がけた楽曲を改めて聴き直してみるととても新鮮だったんですが、元曲を完全に度外視したものが多く、はたしてこれで「リミックス」と言えるのか…? ということもあり、タイトルも『RE…REMIX?』になりました。制作を通して発見することも多かったです。

EYヨ(BOREDOMS)

リミックスを手がける時は、どのようなアプローチをとることが多いのですか?

偶発性のみに焦点を当ててやっていた初期の作品については棚に上げて話をすると、まず元曲の1番好きなポイントを決めてCDに焼き、それに合いそうなキーや素材をCDJ的に絞り込んで作っていくオーソドックスで原始的なアプローチがほとんどです。そこからは“タナボタ式”に作っていきます。

これまでに聴いてきたリミックスワークのなかで、特に印象に残っているリミックスアルバムや楽曲があれば教えてください。

手前味噌になりますが、ヤン富田さんとMoochyがやってくれたボアのリミックス2曲です。

オリジナル楽曲の制作とリミックスワークでは制作におけるスタンスは変わりますか?

ボアダムスの録音制作に関しても、自分のリミックスに近かったりすることも往々にしてありますが、やはり録音アレンジで元曲のイメージをさらに発掘していく感じに近いです。一方でリミックスワークは、初期段階の作品は別として、最近はやっぱり自分がDJをやる時にかけたいと思えるものにしたいというのはあります。

EYヨ(BOREDOMS)

ソロ名義での活動とボアダムス名義での活動の間にはどのような関係性がありますか?

今回に関しては、ソロ名義というほどのものでもないかもしれないですが、バンドの自分の立ち位置として、外からの視点やリミックス的俯瞰性も必要だと思うので、相互が有効に作用していると思います。

最近よく聴いている音楽について教えてください。

最近やっとFUJIやソカ、カリエンテなどを聴き始めていて、なかでもWASIUやARROWが大好きです。DJでは、真保★タイディスコさん、バンドはNEED NEW BODY、もんもんクラブが好きです。

そういった音楽がご自身の制作に影響を与えることはありますか?

あるかもしれませんが、それはフォーマットよりも衝動的な部分だと思います。

EYヨ(BOREDOMS)

ボアダムスにしても、EYヨさん自身にしても、これまでに様々なアーティストとコラボレートしたり、複数の変名プロジェクトを展開するなど、常に変化し続けている印象があります。何がそこまでEYヨさんたちを変化に向かわせるのでしょうか?

やっぱり飽き症なんだとは思います。ただポリドラムについてはワクワクさせられ続けています。ドラムの中にすべてがあると思います。初めてギターなどの楽器に触って音が出て感動したあの感じ、そういう感覚をキープしたいという気持ちがあり、それが変化につながっていっているのかもしれませんが、自分ではそれほど急速な変化はしていないと思っています。

現在の国内の音楽シーンについてはどのように思われていますか?

カオティックでありながら成熟していて、様々な時間軸も乱立していて、スゴく面白いと思っています。

今回のリミックスアルバムのアートワークもご自身で手がけられているように、アート作品の制作にも積極的に取り組まれていますが、そういった活動と音楽制作には、どのような関係性があるのですか?

もちろん2コ位置で密接に関係していると思いますが、アートワークの場合はとにかく作ることが楽しいので、ついついやりたくなってしまいます。アルバムのアートワークに関しても、ジャケットを制作した後で、音の意図しているところが見えてくることもあって、遺跡発掘みたいな感じで面白いです。

EYヨ(BOREDOMS)

EYヨ(BOREDOMS) EYヨ(BOREDOMS)

EYヨさんにとって「表現」とはどのようなものなのでしょうか?

おそらく、自分は一体何なのかを知りたい、ということなんだと思います。

これまでに大きな影響を受けてきたものをいくつか教えてください。

物質と精神が一つになったレコードというものの影響、ラジャスターンで見た日食、アマゾンでのアヤワスカ・カルチャーとの遭遇。

最後に2008年の抱負を聞かせてください。

アルバムを出したいと思っています。よろしくお願いします。

EYヨ(BOREDOMS)

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