MASARU TATSUKI | 田附 勝 | Photographer
2006年から東北に足を運び、そこに生きる人、自然、風習を、独特の距離感で切り取った写真集『東北』で、第37回木村伊兵衛写真賞を受賞した田附 勝。”デコトラ”とそのドライバーたちを写した2007年の作品『DECOTORA』に続き、自らが興味を抱いた対象に時間をかけて迫っていくこと

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2006年から東北に足を運び、そこに生きる人、自然、風習を、独特の距離感で切り取った写真集『東北』で、第37回木村伊兵衛写真賞を受賞した田附 勝。”デコトラ”とそのドライバーたちを写した2007年の作品『DECOTORA』に続き、自らが興味を抱いた対象に時間をかけて迫っていくこと
思春期の男子が女子高校生に抱く未知なるものへの妄想や戸惑いといった感情を、フェティッシュな視点で切り取った「スクールガール・コンプレックス」、没個性的に見られがちなサラリーマンの“空跳ぶ写真”を通して、働く男たちが垣間見せる個性や躍動感を映し出した「ソラリーマン」。青山裕企は、自
「事実はない、解釈だけが存在する」と言った哲学者がいま生きていたら、畠山直哉の写真をどう評するだろう。彼の作品には、「撮れば写る」写真というメディウムへの怜悧な分析と、「見えないもの」への思考が共存する。最新個展では、東日本大震災前後に故郷を写した数十枚も出展された。従来にない私
目に見えるあらゆるものを正確に記録する写真というメディアは、その特性によって、見る者に新しい視点や予期せぬ驚きを与えてくれるが、その一方で、時には目に見えない”何か”をも、そこに焼き付けることができる。人間の本質に迫り、被写体に宿る”魂”を撮り続けてきた下薗詠子 の写真を見ると、
この世ではないどこか異次元の世界に迷いこんでしまったかのような錯覚を観る者に与える川久保ジョイの写真。彼は、人間と宗教の関係性、生命の神秘、形而上学的な主題といった深遠なテーマやモチーフを、ドラマチックなライティングで切り取り、静寂に包まれた独自の世界観を提示する注目の若手写真家
日々大量の写真がアップされるWebサイト「suzukishin.jp」をはじめ、写真集、写真展などを通じて個人作品を発表する傍ら、CDジャケットや広告など数々のクライアントワークも並行してこなすなど、多岐にわたる活動を展開する写真家・鈴木心。ドラスティックに変化する写真を巡る状況
ホンマタカシを規定することはいまだ難しい。雑誌記事、広告、写真集それぞれで常に自己流を貫いてきたこの写真家を「被写体との距離感」「ドライな視点」といった言葉や、彼の歩んできた時代との関係で語ることも可能だろう。しかし自身「へそ曲がりが自然体」と言う彼は、果たしていま固定された立ち
被写体にまつわるさまざまなモチーフを、ひとつの空間に同居させたポートレートシリーズ『休日の写真館』から、アーティストのポートレート撮影、さらにCDジャケット、広告写真にいたるまで、境界を越えた活動を展開する写真家・池田晶紀。一見バラバラに見える彼の活動だが、どの仕事にも一貫してい
ときには、謎めいている表現こそが物事の本質を突いてくることがある。いずれもミステリアスなプロセスから生まれるオノデラユキの写真作品は、「まだ見ぬ写真性」へと続く道を密やかに切り拓いてきた。東京の美術館とギャラリーで個展を同時開催するにあたり、活動拠点のパリから一時帰国した作家に話
今年3月、複雑系科学研究者の池上高志氏とともにFOIL GALLERYで開催した展覧会「Rugged Timescape」で、誰も目にしたことのない新たな風景写真の概念を提示し、注目を集めた写真家・新津保建秀。ジャンルやメディアを自由に行き来し、被写体の背後にある変化や時の流れを
写ルンですのみでキヤノン写真新世紀優秀賞を受賞し、写真家としてのキャリアを進めつつ、バンド「市内関係」でライヴを続ける大阪の天才的マルチタレント、辺口芳典の真骨頂は散文にある。それは極度に詩的な漫才の台本のようで、単語の結びつきのあいだにコンパクトに格納された意味と無意味に思わず
大学在学中の2006年、キヤノン「写真新世紀」グランプリ、エプソン「カラーイメージングコンテスト」準グランプリをダブル受賞し、華々しいデビューを飾った高木こずえ。デジタル技術を駆使したフォトコラージュ作品など、既存の文脈に収まらないアプローチで、写真、アートの両分野から注目を集め
弱冠19歳にして、あのアラーキーから賞讃され、「キャノン 写真新世紀」優秀賞を受賞した写真家・植本一子。身の回りの友人たちを、柔らかな光の下で優しく切り取った数々のポートレートは、日常のなかに訪れるミラクルな瞬間を、その場のバイブレーションとともに届けてくれるものばかりだ。Pub
京都出身の写真家ARIKO。2008年に発表された自身初の写真集『SOL』は、5年を費やしてアイスランドを撮影した作品集で、カメラがアイスランドの自然を捉えていることに違いはないのだが、明らかに単なる風景写真とは一線を画した光景が、記憶と感性の奥深くに訴えかけてくる。幼い頃から絵