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MUSIC『everyday is a symphony』| □□□ |クチロロ | CD Review

三浦康嗣を中心としたブレイクビーツ・ユニットとして1998年にスタートし、06年に村田シゲの加入を経て以来、止まらない勢いで活動を続けて来た□□□(クチロロ)。今年、新メンバーとして日本語ラップのパイオニアいとうせいこうの正式加入という電撃発表後、遂に三位一体となって初のアルバム「everyday is a symphony」をリリースする。

Text:小島直子


ひとことで言い表すなら「ハッピーで楽しい音の実験」といったところだろうか。各メディアで賞賛された前作「TONIGHT」同様に、ポップでキャッチーなナンバーあり、エレクトロなインストあり、キラキラとしたバラードありのごった煮感は彼らならでは。さらに、音のユニークさに磨きをかけた本作からは、ここまでやるかというほどのハッチャケぶりと、一音一音に対する彼らのこだわりが随所に感じられ、聴き込めば聴き込むほど、色々な発見が見つかる一枚だ。

本作の楽曲はメンバー各自が様々な環境で半年かけてフィールドレコーディングした生活音を一つひとつ分解し、それらを繋ぎ合わせるようにして作られている。そのせいか、気がつけば、朝起きてから夜眠りに就くまで「everyday is a symphony」が頭の中をループしている程に、どんなシチュエーションにも自然と溶け込んでしまうのだ。例えば、M9「moonlight lovers」の甘く心地良いサウンドを聴く度に、夜のドライブに繰り出したくなってくるように、「everyday is a symphony」には、休日の繁華街、通勤途中、飲み会、恋人とのひとときなど、日常生活の何でもない一瞬を、とても愛おしく感じさせてくれる力が満ちている。まるで、”とある誰かの一日”が、一続きのストーリーのように流れていくので、ぜひとも曲順通り聴くことをおすすめしたいアルバムだ。

また、コンピレーションアルバム「PUBLIC/IMAGE.SOUNDS」に収録された環ROYとのコラボレーション楽曲「宝くじ」に、新たに歓喜の雄叫び(!?)などが加えられた「有志の宝くじ」も要チェックだ。






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