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『パンク歌舞伎マクベス』 | ハポン劇場project × TURTLE ISLAND

シェイクスピア × 歌舞伎 × タートルアイランド = パンク歌舞伎マクベス!
愛知県豊田を拠点に、昨年はモロッコ国王主催のイベントに日本代表として大手プロモーター無しに出演するなど、国内外で精力的な活動を行う大所帯爆音パンクバンドTURTLE ISLANDと、ジャンル・経験不問を問わず自らを表現したい者を集め大きな舞台、渦へと飲み込む演出家、原智彦が主宰するハポン劇場プロジェクトが、2010年12月に名古屋能楽堂を舞台に起こした革命「パンク歌舞伎マクベス」のリポートをお届けします。

Text:落合恭介
Photo:TOMOYA MIURA
 
 

 
名古屋城のお膝元にある名古屋能楽堂は、観客がぐるりと囲む伝統的な能の舞台。そこへエレキギターにベース、ドラムとフルセットのバンドセットでTURTLE ISLANDが登場し、轟音を鳴らし始めると現代的にアレンジされた和装、メイクアップを施したかぶき者たちがぞくぞく集まり始める。シェイクスピアの戯曲「マクベス」の設定を忠実に乗っ取りながらも歌舞伎の設定を取り入れた感覚は、異色!しかし、物語りが進むにつれ観客はこれまでに体験のしたことのない音・映像・ダンス・芝居が絡まるサイケデリックなオリジナル舞台劇へと引き込まれて行く。
 
 

TURTLE ISLANDのフロントマン、永山愛樹。ライブ時とは違ったフェイスペイントを付しかぶき者へと変貌する

 
脳みそをいっくら使っても どれだけ歴史や技術があろうと 有名だろうとなかろうと本気じゃないものには感動しないし、面白くなきゃ意味ない。いずれいつかみんな死ぬわけだから、好きなことなら尚更、死ぬ気でやらんけりゃいかんなと思いました。
人間社会ではみんな生活があるからそれぞれ仕事をせなかんわけだけど、でももっと本当にやりたい事沢山やったほうがいいと思う。できる限り比重をもっと自分の方にたぐり寄せて、自分を真ん中に置いて生きてたい。金稼ぐだけが仕事じゃないし。生まれ持った仕事や持ち味もそれぞれあると思うから、そういうのをおろそかにしすぎてはさびしいと思う。
自分なんか稼ぎは毎月の支払いばっかで余裕はないが、ライブやれば少なくても自分と何十人何百人の人は喜んでくれる。それのが財産だ。と、いう事でこれからしばらく年末は名古屋能楽堂での原プロ&TURTLE ISLANDのお芝居目を離せませんよ。

永山愛樹(TURTLE ISLAND)
 

ハポン劇場project主宰の原智彦(中央)は、物語の重要な鍵を握る呪術を司るヘカテを演じる

 
パンク・歌舞伎・シェイクスピア・能楽堂。
 
ありえない組合せが、見事科学変化を起こし
私の予想をはるかにこえて、オモシロかった。
自分で仕掛けた事ながら、ハマッテしまった。
タートルアイランドの音とも相性バッチリ、
ヤメラレナイ!
 
今年もやります。
演目は「リア王」、もう音作り、本作りに入ってる。
客席までいっぱいでパンクしちゃって追加公演。
こうなったら「パンク歌舞伎」名古屋だけではなく
日本全国、いや世界中飛びまわってやろう。
 
トンデモナイ事、始めてしまった。64才シビレルゼ
 
「ハラプロジェクト」(ハポン劇場project改め)
原 智彦
 
 

 

オリジナルスコアを生演奏するTURTLE ISLANDは、劇中の宴にも登場する!

 

 

クライマックスとなる立ち回りは息を呑む迫力

 

千秋楽を無事に迎えた楽屋の様子

 
17世紀初頭の英国においてシェイクスピアの「マクベス」が上演されるとほどなく、日本では「歌舞伎」が産声あげたという。遥かな時を超えパンクバンドと、劇作家が出会い生み出した新たな解釈と感覚の現代歌舞伎『パンク歌舞伎マクベス』は、わずか3日間、追加公演含む6公演をほぼソールドアウトしに3,000人を超える動員を記録した。今年、この全く新しいエンターテイメント歌舞伎は、都内、海外での再演も計画しているようだ。
機会ががあればぜひこの革命的作品を一人でも多くの人に生で体験していただきたいのだが、それまではオリジナルサウンドトラックとして発表された音源『パンク歌舞伎マクベス』を聴いて待とう!
 

Music : 深海の水のように

 



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